前回の続き。
クロール1種目泳げるようになって卒業するより、複数種目を泳げるようになったほうが大人になっても泳ぎを忘れないのは本当です。
例えば、当SCでは25mクロールを泳げるようになったら、次に背泳ぎを習います。
では1時間のレッスン中、全て背泳ぎの練習に時間を割くかというと、そうではありません。
最初の数十分はウォーミングアップと復習を兼ねてクロールや基礎ドリル練習を行います。
このクロール練習だけでも毎週行うことで、無意識動作としてクロールがしっかりと身に付きます。
クロールを覚えたての頃は、「意識したら泳げるレベル」ですが、真の意味で身体に染み込ませるには、何度も反復回数をこなし、「無意識でも泳げるレベル」まで脳に覚え込ませることが必須となります。
野球でも理想的なスイングを身につけるには、ちょっとやそっとでは身に付きませんよね?!
おそらく何度も何度もバットを振ると思います。
書道でも、いきなり綺麗な字を書ける人なんていないと思います。何度も何度も書いて、「とめ」・「はね」・「はらい」など綺麗に書く技術を身につけることと思います。
技術というのはとにかく反復練習が必要な訳です。
もう一度言いますが、
「無意識レベル」で泳げるようになったら、大人になっても忘れることはありません。
「泳いでみて!」と言われ、何も考えずに泳げたらOK。
これが無意識レベルです。
え~っと、腕はこう動かして、脚はこうバタバタさせて...
という段階は意識したら泳げるレベル。
せっかく習うなら、
大人になってもちゃんと泳げたいですよね!